深水千世
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                            迷えるメダカ 第四回 /深水千世ネコさんとやりとりを始めて二週間がたとうとしていた日のことだった。 「拓也」 図書館に行こうと玄関で靴を履…
 
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                            迷えるメダカ 第三回 /深水千世翌日、終業式が済むと、入部届を催促する田中先生を避けて校門を飛び出した。図書館の自動ドアを開け、冷房のきいた…
 
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                            迷えるメダカ 第二回 /深水千世翌朝、一人で登校する足が重く、ため息ばかりついていた。勇司は野球部の朝練でとっくに学校に行っている。俺も野球…
 
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                            迷えるメダカ 第一回 /深水千世今日もネコさんは来なかった。 俺の待つネコさんというのはニャアと鳴く猫ではなく根子、、という珍しい苗字…
 
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