更新作品 2020/12/07 蝉の喝采 最終回 / 深水千世 甲斐先生と会うのは、いつも金曜日の夜七時だ。時計の針はもうすぐ七時になる。きっと、彼から連絡がくるのはもうす… 2020/12/06 蝉の喝采 第六回 / 深水千世 拓也はすぐにアパートまで迎えに来てくれた。 「梢、どうした?」 驚き、心配している拓也の前で私は子どものよ… 2020/12/05 蝉の喝采 第五回 / 深水千世 それから三日後のことだ。 「水川さん、まだ残ってるの?」 上司が帰り支度をしながら、声をかけてきた。 「す… 更新作品一覧
お知らせ 2021年9月11日【変更】文学フリマ大阪の参加について 2021/09/19 2021年8月29日【見世物小屋Vol.02】発売について 2021.08.29 2020年11月27日小説掲載のお知らせ 2020/11/27 2020年10月3日第二回掌編コンテスト開催 2020年8月29日第一回掌編コンテスト開催 お知らせ一覧
ピックアップ 蝉の喝采 第一回 / 深水千世 弓道場は貸し切り状態だった。しんと静まり返ったなか、的を見つめ、ゆっくりと打ち起こす。矢を水平に保つ… レンズ越しのなにか この世界は歪んでいる。 なにが真実で、なにが虚偽なのか。 私には目に入るものすべてが虚偽に思えた。学校も、会… 『ベトナムで会いたいね』 / 深水千世 彼の名前を久しぶりに見つけたのは、たまりにたまったメールを整理しているときだった。 懐かしさのあまり、… 過去のピックアップ作品