迷えるメダカ
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迷えるメダカ 最終回 /深水千世
そしてとうとう、ネコさんと会えなくなって二ヶ月がたった。 放課後、いつものように図書館のベンチに腰を下ろす…
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迷えるメダカ 第五回 /深水千世
少しはましなパンが焼けてきた頃、珍しく朝食をともにした父親は怪訝そうな顔つきで言った。 「最近、米を炊かない…
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迷えるメダカ 第四回 /深水千世
ネコさんとやりとりを始めて二週間がたとうとしていた日のことだった。 「拓也」 図書館に行こうと玄関で靴を履…
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迷えるメダカ 第三回 /深水千世
翌日、終業式が済むと、入部届を催促する田中先生を避けて校門を飛び出した。図書館の自動ドアを開け、冷房のきいた…
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迷えるメダカ 第二回 /深水千世
翌朝、一人で登校する足が重く、ため息ばかりついていた。勇司は野球部の朝練でとっくに学校に行っている。俺も野球…
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迷えるメダカ 第一回 /深水千世
今日もネコさんは来なかった。 俺の待つネコさんというのはニャアと鳴く猫ではなく根子、、という珍しい苗字…